フェイスブックとは何だろう(2)〜オーラルスタジオコラム第10回(2011年8月号) [コラム]
さて、先月に引き続きFacebookのお話を。
Facebookを利用するメリットってなんだろうと考えてみました。人それぞれとは思いますが、私の体験を通じて3つ、挙げてみます。
- 同窓会的つながりの愉しみ
- 職種の違う方々のリアルを知る
- 気軽に自分をアピール
ところでFacebookって何をどうするの?って話をまだしていませんでしたね。
まずは無料で自分のアカウントを登録します。その時に出身校から以前の職場、現在の職場、好きな映画や音楽、趣味なんかを可能な限り登録していきます。まるで自分からプライバシーを世間に晒していくかのようです。最初のうちは戸惑うものですが、そのうち曝け出す行為に快感みたいなものすら感じてきたりします(僕だけかな)。
そうしておくと、Facebookが「あなたこの人知り合いでは?」と聞いてくるわけです。
理由は「同じ高校の同じ学年でしたね」とか「あなたのアドレス帳にこの人のメールアドレスがあるんですが」みたいなまるで結婚紹介所のおばさんから来る電話のごとく、です。
そんな感じでお知り合いを見つけたら、その人に「友だちリクエスト」を送信します。しばらくして相手から「お久しぶり〜、Facebook始めたのね」みたいな返信とともにフレンド承認が来ればお二人はFacebook上でも仲良しになれたってわけです。
フレンドになると、その友だちがFacebook上で他に誰と友だちになっているかも知ることができます。けっこうな確率でそこにもあなたの知り合いがいるはずです。では友だち申請を送っておきましょう・・・
そんな繰り返しでFacebook上でも知り合いが繋がっていきます。こういう機能こそがFacebookのキモですから、実名での登録しか許されていません。アイコンの顔写真も自分の顔をしっかり出しておかないと、友だちと再会するチャンスが減ってしまうものです。
さてFacebookでは各個人に「ウォール」という名前の自分の掲示板みたいのが与えられています。これはフレンド同士の交流場所だと考えると分かりやすいです。「今日はこんな本を読んだよ」「いまスカイツリーの下にいる」「いまいるレストランのこの料理(写真)最高」「ああ、暑い、何もやる気しねえ」みたいな「自分発おおぜいの友だち行き」の情報を書き込んでいくのが主な使い方です。プライベートな情報や写真を掲載しても、その都度どこまで公開するかを自分で決定できるので安心です。
そうするとしばらくして「いいね!」なんてマークが押されてたりします。これは友だちがその記事を見て「へぇー、オモロ」なんて考えた足あとみたいなもんです。普通のネット掲示板のようにコメントを書くこともできるのですが、ただ「いいね!」ボタンを押すだけで「同意。」と表現にできるのでもっぱらそんな利用法が流行してます。
あなたも他の誰かが書いた記事にそんな感想を持てたら、「いいね!」を押してみましょう。そうすると記事を書いた友人はちょっと嬉しくなります。もちろんコメントを書くのもよいでしょう。Facebookは特別なソフトを必要としませんのでとりあえずそこにあるパソコンから、あるいはスマートフォンからそんなコミュニケーションを楽しむことができます。
さて前置きが長くなってしまいました。そう、Facebookを利用するメリットでしたね。
こんなゆるやかなやり取りを日常的に繋げていくと、自分の中で不思議な効果が現れてくるものです。だいたい1ヶ月くらいたったあたりでしょうか。ふと気がつけば長らく連絡をとっていなかった友だちと、取引先と、恩師と、なんだかずっと一緒にいるような気分になっていることに気がつくのです。それも携帯電話やメールとは違う、なんだかグループ交際のようなちょっとドキドキして、でも重たくない感じ。彼らの日常を通して世間の動きも見えてくる気がします。自分とは違う日常も同時に体験しているような不思議な快楽。そんな新鮮さや楽しさが世界中の人々を熱中させる要素なのでしょう。
同時に、ふと考えたコト、ひらめいたコト、世間に対してちょっとだけ言いたいコト。そんな自分の感情や意思を気軽に発信できるメディアを手にしていることにも気がつくのです。
それが冒頭に書いたメリット3つ、というわけです。





